恵実ファーム

Megmi Farm様は熊本県のヴィーガンのベーカリーです。主に熊本県産の食材を使用して食パンを製造しておられます。

彼らの焦点は、その地域の地元の生産者からの地元の食材を使って食パンを作ることです。

FilletはMegmi Farm様の原価計算などのお手伝いをさせていただいております。

Megmi Farmについて

ビジネスを始めたきっかけを教えてください。

2003年から農業法人でトマトなどの施設園芸、白ネギ、にんにくなのどの露地野菜を生産していましたが、熊本地震の被災により別会社で開店していたパン屋を閉じ、農業も作業場が半壊になり片付けや再建に1年ほどかかりました。

その間、店舗から引き上げたオーブンを使って農産加工品として商品開発をしていたところ、地元の素材で作るパンを試行錯誤し商品化、現在に至ります。

ヴィーガンにこだわっている理由とそのきっかけを教えてください。また動物性のものを使用せずにパン作りを始めたきっかけを教えてください。

きなこパンやあんパン、ごまパンなど。最初は畜産酪農が盛んな阿蘇の牛乳、バターを使ったパンを作りましたが、コストが高く日本一パン屋が多い村(あくまでも村です。)では同じようなパンが多く差別化を図るために野菜を中心に開発をすすめました。

基本は主食となる食パンを中心に作ることでリピーターも増え、食物繊維が多い全粒粉のパンや県産の小麦を使った食パンが売れ筋です。

主なお客様を教えてください。

病院の患者さまと道の駅のお客さまです。

なぜオンラインでのみ販売しているのかを教えてください。(実店舗を構える予定はございますか?)

最初から店舗がありませんので、地元の道の駅に委託で販売することから始まり、現在は病院の売店などに卸しています。

オンラインは病院の売店で買えない患者さんからの電話注文が多くなり、オンラインショップを開業したところです。

地元の食材、地元の仕入れ先

農場はどのように経営しているのですか?自分で育てたものを使用して商品を作っているのですか?

小麦や野菜を生産していたときは別会社で経営していた店舗で使ったりしていましたが、現在は農業を縮小して地元の素材を使ったパンの製造がメインになっています。

どのように材料の仕入れ先を選んでいるのですか?

県産の小麦を取り扱う業者とその他の素材は地元のスーパーやネットショップです。

日常業務と将来の計画

お仕事で一番大変なことを教えてください。

休みがないことです。

仕事をしている間で一番幸せを感じる瞬間を教えてください。

被災して何もない平穏なときが幸せだなと実感します。

お店を運営する上で日々取り組んでいること、挑戦していることを教えてください。

一店舗としては現状維持でいいと思いますが、休みをとるためにも自動化できることはやりたいと思っています。

将来の計画や目標を教えてください。

直接、工房を訪ねて来られるお客さまもいらっしゃるので、テイクアウトが可能な店舗にして、できればスタッフも増員したいと思いますが、現状維持より少しは規模拡大になるかもしれません。

Filletの使用状況について

Filletのお気に入りの機能とその理由を教えてください。

商品開発のときは原価計算が便利ですが、レシピを人数分に変換する機能が(「規模」)とても便利です。

原価計算は成分に仕入れた素材を仕入価格で入力するだけでレシピの分量に計算して単価がだせます。 レシピを人数分に変換する機能もその日の生産量に合わせ数量を入力するだけで計算されることです。

最もよく使用するFilletの機能とその頻度を教えてください。またその理由を教えてください。

レシピを人数分に変換は毎日使います。種類は少ないですが、日によって変わる生産量に合わせて計算されるのでとても便利です。

Filletの使用によってどのようにビジネスの運営を改善、または向上することができましたか。

まだ、アプリの全ての機能を使ってませんが、今後はHACCPの管理にも使えたらいいと思います。

複数のスタッフでレシピを共有することで品質の安定化は図れますが、その日の気温、湿度により水加減や火入れの温度、時間などの調整も自動化されると品質が安定しレシピ共有のメリットがでてきます。

今でも欠かせないアプリですが、これからもフルで使えるように努力したいと思います。ありがとうございました。

Megmi Farm様、この度はご協力していただき誠にありがとうございました!